『コロナ影響で学力低下は起きていない』
という公のデータもありますが、学習塾現場の感覚としては
「確実に低下している」
です。
中学1年生で小学校の漢字が書けない(うろ覚え)の割合が多いです。
何度も演習すべき時期にできていなかったのが原因でしょうか。
語彙が少ない子は本当に少ないです。
思い返せば、2020年春、塾に来ていた中学生の生徒にはかなりのプリントを配布し、自宅学習を促しました。
その際感じたのが、
「学校の宿題…少なくない?」
ということです。
学校からの配布プリントはA4用紙にやるべき課題を書いているのですが、まあ少ない。
オンライン学習の環境もなかった当時。
付け焼き刃のよくわからない動画サイトへのURLを記載。
新しい単元を理解できるわけがない動画のテンション。
録画だし…。
塾ではリアルタイムでオンライン学習をしました。
自宅からも配信できましたが、きちんと教室から配信しました。
朝はきちんと起きるという習慣を促すために、オンラインホームルームを実施しました。
保護者には好評、生徒には不評w
なんとか学習機会を、なんとか学習量を、
って毎日考えていました。
当時、4年生以下の生徒がいなかったこともあり、低学年がどのような学習環境だったかはさっぱりです。
でも、その子達が小6、中1へとなったとき、未習熟の部分が表面化してきたように思えます。
現在、当塾では中1の生徒が多くなっています。
中2の生徒数の約3倍の生徒数です。
やはり保護者の方も中学1年生になって、始めての中間テスト・期末テストを終えて、不安を抱いたのではと思いました。
中1でこの点数だったら、この先はどうなるんだろう…。
学校の平均点ってこんなに低いの???
コロナ休校&短縮授業の影響は間違いなくあります。
その間、新しい学習方法を試し、より大きく成長した子もいれば、
その環境を甘んじて受け入れ、学力低下を招いてしまった子もいます。
今、学校の平均点に満たない、志望校の合格判定が厳しい。
そのような場合はいち早く行動を起こしてください。
学力低下はじわじわとやって来ますが、コツコツと学習をしていけば、学力アップが実現します。
中学生で、小学生時の漢字がヤバい人は小学レベルの漢字ドリルを解きましょう!
計算ミスが多い人は計算ドリルをやりましょう!