たまにはマイティーチャーの指導方針の話をしようと思います。
ずばり、当塾は定期テストの過去問をしません。
先日も保護者の方から過去問が無いかを聞かれましたが、ありません、やりませんとキッパリ答えました。
さて、マイティーチャーという塾名の教室は2つですが、マイティーチャーという会社が運営している塾は全部で5教室あります。
学童クラブ内でも学習指導を行っているので、現在は6つの拠点での指導に携わっています。
秘密にしているわけではないのですが、大々的に発表もしていないので、以外に驚かれます。
話は戻ります。
2020年のコロナ禍中で、経営集中のため1教室を閉めたのですが、その過程で出会った同業の先生は過去問を集める(解かせる)先生でした。
そもそも、マイティーチャーは1教室に複数の生徒が通う仕組みのため、定期テスト対策がとても大変でした。
試験範囲を生徒に解かせ、講師陣が習熟度を確認。
解けていないところ、暗記できていないところを個別に対応。
これが複数の学校分あるので、講師の力量が問われます。
プリントの事前準備で日をまたぐことも。
そんな中、学校からの過去問をストックして、それを解かせればすぐに点数があがるという話を聞いたのです。
そんなことわかっていましたが、大人が堂々と言うことに違和感を感じました。
大学生にでもなると、そういった話はまん延していて、たしかに私も単位のために過去問を探した経験があります。
しかし、中学生にそれを堂々と言い、解かせるのはどうかと。
いや、どうかしてる、と。
しかも、学校の先生が異動されたとき、異動先も把握して、追跡するそうです。こわ。
まあ、何年も同じような問題を使い回す学校の先生もどうかと思いますが、そういった悪しき慣習が塾界隈にはあったわけです。
そのくせに、「真の学力が—–」とか「しつけが——」とか宣伝文句に使うんですよ。
真の学力がどうかは卒業した生徒の進路が物語ります。
マイティーチャーを卒業した生徒の進路の素晴らしいこと!
自慢の生徒たちです!
ちなみに外部模試(フクトや県模試)の過去問は解かせます。
これら、いわゆる業者テストは、似たような問題を作っていても全く同じということは原則としてありません。
言い方を変えると、学校の過去問は「全く同じ」なのです。
設問の内容も、順番も、数字も。
それは点が取れるはず。
でも、「嘘」の点です。
それって嬉しくないですよね?
ということで、マイティーチャーでは過去問(学校の定期テストのね)はやりません。
でもね、過去問しなくてもみんなしっかりと点数が上がります。
急がば回れ!です。